ミル(イギリス、哲学者・経済学者)
自分が幸福かと思い、立ち止まったときには、幸福などないと思いましょう。
幸福とは求め追いかけても、決して手に入るものではありません。
案外と幸福とはなんたるものかなどと意識せずにいれば、
自然と幸福のほうから自分に近寄ってきます。
目的を達成することに全身を集中させましょう。
幸福は忘れた頃にやってくるのです。
3月12日
パウロ・フレイレ(フランス、哲学史家)
自分の人生は自分で決めるものです。
しかし、それは何でも好き勝手にやっていいこととは違います。
人間は自分ひとりで生きている訳ではありません。
自分、他者、世界との関係において、きちんと筋を通していけば、
いざというとき、たとえば 転職するとき、無理な頼みを取引先にするときなど
環境が変わってもやっていけます。
逆に筋を通さず自分勝手にやっていると、
どのような社会に属してもつまらぬ人間になるでしょう。
3月5日
孟子(中国、思想家)
いろいろな情報が飛び交うなか、近くに道があっても、
どの道を行くのがよいのか、どれが本当の道かわかりません。
本当の道を知ろうとするには、現実の社会は忙しすぎ、騒々しすぎます。
そんなときには、ひとり新聞もテレビももたないで、自然の声・自分の声に
したがってみるのもひとつの手でしょう。
案外と真実は身近にあるものです。
日常生活の出来事の中にも興味をもつように心掛け、感覚を磨きましょう。
鉛筆一本、一動作にもさまざまな見方があるのです。