リルケ(ドイツ、詩人・作家)
生きている人間の常識の言葉ではなく、この世に生まれたばかりの
はじめての人間の言葉で表現してみましょう。
これは、彼から若い詩人へのアドバイスですが、同じことは、さまざまな表現によって
生きようとする私たちにもいえるのではないでしょうか。
表現は、経験や知識によってたちまち凡庸なものとなり、常識的なものとなります。
いつもみずみずしい感覚で物事をとらえ表現するためには、
たえず知識を試し、常識を疑い、経験を新しくすることが大切です。
毎日をつくりだしましょう。
4月1日
パウロ(キリスト教の伝道者)
団体スポーツの優勝場面や敗北場面で、選手たちはなぜあれほどに
喜びあったり、涙を流しあったりできるのでしょう。
喜びや悲しみの場面では、人は誰でもとても素直になれます。
優勝場面や敗北場面をみて、選手でない私たちもまた、
いっしょに喜んだり悲しんだりします。
人と人とが本当にわかりあうためには、そうした感情を通した精神的な結びつきが大切です。
喜びを共にし、悲しみを共にする共感の姿勢が、私たちの人生を豊かにし、
前へ前へと進むよう勇気づけてくれるのです。