人間の本質について理解を深める Building your esteem
9月30日
芥川龍之介(作家)
自分の運の悪さを運命という言葉で片づけては
いないでしょうか。
運命というものは、自分の力ではどうしようもないものだと
いわれます。
しかし人の運命は、むしろその人自身の性格によって招かれたものだといえるくらいに、
偶然よりもむしろ原因があっての結果というべき必然的なものなのです。
いい換えれば、われわれは運命さえもつくり出しているともいえるでしょう。
自分革命です。
9月23日
福沢論吉(思想家)
どんなに成功をなしてもそこに思いやりの精神がなければ、
満たされないものとなるでしょう。
自然や私たちの周りには愛すれば愛するほど光り輝くことが
数多く存在します。
愛されることを待っていては、いつまでも豊かな心を持つことはできません。
素直に人を愛することができる人は、周囲からも愛され、それ故力強い人生を
送ることができるのです。
だから、いちばん美しくなれる可能性はあなたの中にあるのです。
9月16日
テニスン(イギリス、詩人)
真剣な恋に破れ、二度と立ち直れない思いがしても落ち込んではいけません。
恋は人生を薔薇色します。
しかし、どのようなすばらしい恋にも別れの時がやってくるのです。
時に、恋には悲しみ苦しみがつきまといます。
しかし、何度も恋をして敗れても、恋は苦しみを越える感情の世界を教えてくれるでしょう。
それでもつらいときは、厳しい冬が過ぎれば、必ず春がやってくると思い、つらい時期が
過ぎるのを待つことにしましょう。
忍耐なのかもしれません。
9月9日
プリンセス・プリンセス『BIRD’S EYE VIEW 』より
毎日毎日朝から夕方まで働き疲れて、口をついて出るのは愚痴ばかり……
なんていうことになってはいないでしょうか。
会社勤めばかりでなく、楽しいことや新しいことにめぐり合わないことを、
みんな疲労のせいにしていないでしょうか。
自分から何かを求めることをやめて、それを周囲のせいにしていては、
向上心など生まれるはずもありません。
この歌のように、「ためいきなら唄える」状態になる前に「自分で何とかしてみよう」
と思えば、自然と楽しくなり、また新しいことに出会えるでしょう。
9月2日
パスカル(フランス、哲学者)
人には変わらないことをよしとする傾向があります。
「あの人変わったね」とは、まるで変わることが悪であるかのように
とらえられることが多いものです。
しかし、自分も周囲の影響を受けながら時とともに絶えず変化しているのです。
だから、相手にも変わらずにいることを求めるのはどうでしょうか。
現実では、すべてのものは刻々と変化しているのです。
今、誓ったことが将来変わっても気にすることなどありません。
そのときに信じるところを追求していけばよいのです。