「今日は今日だけのことを考えるにとどめ、いちどに何もかもやろうとしないこと、これが賢い人のやり方だ。」
セルバンテス(スペイン、小説家)
あれもこれもと考えてしまい、自分が今何をしているのかわからなくなった時には、いったん立ち止まってみましょう。
どんなに実力があり才能豊かな人でも、同時に多くのことはできません。一日一日の熱中が、明日への進歩をもたらすのです。
不朽の名作「ドン キホーテ」でのこの示唆は、多忙な時代に生きる私たちのはやる気持ちに反省を促すものです。
今日一日に全力投球するだけでも、人は充分に忙しく、また、充実した生活が送れるものです。
12月6日
「十分に終わりのことを考える。まず最初に終わりを考慮せよ。」
レオナルド・ダ・ヴィンチ(イタリア、画家・彫刻家・建築家・科学者)
ひとつの物事を始める前に、その全体像をつかむことはとても大切なことです。どのような些細な仕事においても、全体を見通し、そのスタートだけでなく終わり方までしっかりと考えておくことは、一見迂遠なようで、実は成功への近道なのです。
つい目先の目標や全体の理想像だけに走ってしまいがちですが、最初にやるべき仕事の具体的な姿とそれが完結したときの全体像を、できるだけ明確にしておきましょう。
ふだんと違った観点からのテクニックを使ってみましょう。